『鬼滅の刃』は、吾峠呼世晴によるダーク・ファンタジーのマルチメディアフランチャイズであり、鬼に変えられてしまった妹・禰豆子を人間に戻し、鬼の始祖である鬼舞辻無惨を倒すため、竈門炭治郎が歩む旅を描いている。「週刊少年ジャンプ」で2016年から2020年まで連載された原作漫画を発端に、ufotableによる世界的ヒットアニメシリーズ、記録的な興行収入を叩き出した劇場版映画、スピンオフ小説、ゲームなどへと展開を広げている。
漫画家の吾峠呼世晴によって生み出された『鬼滅の刃』は、2016年2月に連載を開始した。大正時代の日本を舞台に、家族を鬼の始祖・鬼舞辻無惨に惨殺され、唯一生き残った妹の禰豆子を鬼に変えられてしまった主人公・竈門炭治郎が、妹を人間に戻すため、そして家族の仇を討つために「鬼殺隊」に入隊し、戦う姿を描く。 マルチメディアでの展開を通じて、本作は累計発行部数2億部を突破した全23巻の本編漫画シリーズをはじめ、複数のライトノベル、『中高一貫!!キメツ学園物語』などのスピンオフ漫画、スタジオufotableが制作した全4シーズン(計63話)のテレビアニメ、劇場版映画などを網羅している。劇場公開作品には、日本の歴代興行収入1位および世界的なアニメ映画の興行収入1位を記録した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年)のほか、総集編映画、そして2025年から始まる物語のクライマックス「無限城編」を描く三部作の制作が予定されている。
『鬼滅の刃』の原点は原作者の吾峠呼世晴にあり、集英社の『ジャンプGIGA』2016年7月20日号にて「鬼滅の刃 特別読切」が初めて掲載された。本編漫画シリーズは集英社の『週刊少年ジャンプ』にて2016年2月15日から2020年5月18日まで連載され、最終的に単行本全23巻にまとめられた。 フランチャイズの初期展開は急速に印刷物の枠を超えて拡大した。2019年には、矢島綾が執筆し吾峠呼世晴がイラストを手掛けたライトノベルの刊行が開始され、同年2月に『鬼滅の刃 誓いの花』が発売された。同年、平野稜二による『冨岡義勇外伝』や4コマギャグWeb漫画『きめつあいま!』といったスピンオフ漫画が発表された。スタジオufotableが外崎春雄監督のもとで漫画をテレビアニメ化し、2019年4月に「竈門炭治郎 立志編」全26話が放送されると、本作は世界的な主流スターダムへと駆け上がった。
『鬼滅の刃』の公式グッズエコシステムには、インタラクティブアイテム、フィジカルな印刷物、プレミアムな家庭用映像ソフトが含まれる。インタラクティブな携帯電子玩具としては、シリーズのキャラクターを育成・訓練できるバンダイの「きめつたまごっち」シリーズがある。 映像コレクター向けには、アニプレックスがテレビアニメ各シーズンや劇場版の完全生産限定版Blu-rayおよびDVDボックスを流通させている。特に人気の高いフィジカル版には、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』のホームビデオや、今後予定されている「無限城編」三部作の映像ソフトが含まれる。また、コレクターの関心は公式の印刷物にも及んでおり、『Newtype』、『アニメディア』、『アニメージュ』、『オトメディア』、『MEN'S NON-NO』、『Vジャンプ』などの表紙や独占描き下ろしビジュアルが掲載された日本の雑誌各号や、集英社が刊行しビズ・メディア等がローカライズした単行本が含まれる。

嘴平伊之助はイノシシの頭をかぶっており、独自の戦闘スタイルである「獣の呼吸」を編み出した。
