DIAMOND SELECT TOYS
ダイヤモンド・セレクト・トイズ(DST)は、1999年にダイヤモンド・コミック・ディストリビューターズのスティーブ・ゲッピによって設立された、メリーランド州を拠点とする大人向けコレクター向けのアクションフィギュア、スタチュー、プロップレプリカの製造メーカーです。「マーベル・セレクト」、「ミニメイツ」、「ギャラリーPVCジオラマ」などの主力ラインで知られ、20年以上独立して事業を展開していましたが、2025年5月にアド・ポピュラム社に買収されました。
Cronologia
概要
ゲッピ・ファミリー・エンタープライズの主要部門であるダイヤモンド・コミック・ディストリビューターズ傘下にて、スティーブ・ゲッピにより1999年に設立されたダイヤモンド・セレクト・トイズ・アンド・コレクションズ(DST)は、メリーランド州ティモニウム/ハントバレーに本社を構えました。創業当初より、DSTは主に大人向けコレクターやコミックファンをターゲットにした高品質なアクションフィギュア、スタチュー、プロップレプリカ、特製アイテムを制作することで、トイ業界において独自のニッチを切り開きました。同社は大量生産型の小売市場に主眼を置くのではなく、主にコミックショップや専門店を通じて製品を流通させました。 2年以上にわたり、DSTは量産型のプレイ用トイと高価格帯のディスプレイ用コレクターズアイテムの主要な架け橋としての地位を築き、映画、テレビ、ビデオゲーム、コミックブックなどの主要なエンターテインメント作品にわたる幅広いポートフォリオを構築しました。2025年5月、親会社であるダイヤモンド・コミック・ディストリビューターズの連邦倒産法第11章(チャプター11)申請に伴い、DSTおよびその子会社であるジェントル・ジャイアント社は、NECAやキッドロボットの親会社であるアド・ポピュラム社に750万ドルで買収されました。この移行により、メリーランド州での単独営業は終了しましたが、DSTの金型、デジタル資産、独自の製品ラインはアド・ポピュラム社のより大規模な製造構造に統合されました。
歴史
ダイヤモンド・セレクト・トイズは1999年に設立され、2000年代初頭のコレクターからの高まる需要に応えるため、急速に製品ラインナップを拡大しました。大きな転換期となったのは2002年で、精巧な特製ジオラマベースが付属する7インチスケールの主力アクションフィギュアライン「マーベル・セレクト」がデビューしました。2003年、DSTはパーツを組み替えられる2インチのブロックフィギュア「ミニメイツ」の製造におけるパートナーシップを締結し、2007年には同ブランドを完全に買収しました。 2010年代を通じて、DSTは手頃な価格帯で細部まで造形された9〜11インチのスタチューシーンを提供する「ギャラリーPVCジオラマ」や、1/2スケールのレジン製胸像ライン「レジェンズ・イン・3D(L3D)」を導入し、フォーマットの多様性を広げました。2019年2月、DSTはジェントル・ジャイアント社を買収するという画期的な買収を実行し、高級な1/6スケールのミニバスト、12インチのレトロなジャンボフィギュア、および高度なデジタルスキャン資産へのアクセスを確保しました。 しかし、2005年5月に親会社のダイヤモンド・コミック・ディストリビューターズが連邦倒産法第11章の適用を申請したことで、企業再編の波が押し寄せました。DSTとジェントル・ジャイアントはその後、アド・ポピュラム社に750万ドルで売却されました。ティモニウム本社の独立した業務は2025年5月中旬に終了し、単独企業としてのDSTの歴史に幕が下ろされるとともに、そのデジタルライブラリと製品ラインはアド・ポピュラムの保有ポートフォリオへと移行しました。
I PEZZI DI DIAMOND SELECT TOYS
製品ライン
* マーベル・セレクト(2002年開始):特製ジオラマベースが付属する7インチスケールのアクションフィギュア。 * ミニメイツ(2003年パートナーシップ締結、2007年買収):パーツを組み替えられる2インチのブロックフィギュア。 * ギャラリーPVCジオラマ(2010年代導入):象徴的なコミックや映画のシーンを再現した9〜11インチのPVCスタチュー。 * レジェンズ・イン・3D(L3D):1/2スケールのレジン製胸像。 * プレミア・コレクション・スタチュー:高級レジン製スタチュー。 * セレクト・アクションフィギュア:『スタートレック セレクト』、『キングダム ハーツ セレクト』、『アバター セレクト』、『インビンシブル セレクト』、『ロード・オブ・ザ・リング セレクト』、『ゴーストバスターズ セレクト』、『ゴッサム セレクト』など、様々な作品の7インチスケールのアクションフィギュアライン。 * ビニメイツ:ポップカルチャー作品をベースにしたスタイライズド・ビニールフィギュア。 * ジェントル・ジャイアント社製品ライン(2019年2月買収):高級1/6スケールミニバスト、12インチレトロジャンボフィギュア、デジタルスキャン資産。 * プロップレプリカ&電子機器:1:1スケールの電子プロップレプリカ(スタートレックのフェイザー、通信機、トリコーダー、バック・トゥ・ザ・フューチャーの次元転移装置、1:15スケールのデロリアン・タイムマシンなど)。 * ビニールバンク:キャラクターをかたどった貯金箱。
ライセンス
* 1930年代〜1950年代 ユニバーサル・モンスターズ クラシック期(ドラキュラ、フランケンシュタイン、ミイラ再生、透明人間、狼男、大アマゾンの半魚人) * 1934/1939年〜現在 DCコミックス(バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、ジャスティス・リーグ) * 1939/1961年〜現在 マーベル・コミック(アベンジャーズ、X-メン、スパイダーマン、ファンタスティック・フォー) * 1954年〜現在 東宝ゴジラ/怪獣時代(ゴジラ、ゴジラ対メカゴジラ、ゴジラ対ビオランテ、ゴジラ対キングギドラ、ゴジラ対メカゴジラごじら) * 1966年〜2005年 スタートレックフランチャイズ(宇宙大作戦、新スタートレック、ディープ・スペース・ナイン、ボイジャー、エンタープライズ) * 1970年代 ブルース・リー武術クラシック(ドラゴン危機一髪、ドラゴン怒りの鉄拳、燃えよドラゴン) * 1976年〜2015年 マペット(マペット・ショー、ザ・マペッツ) * 1977年〜現在 スター・ウォーズ・サガ(オリジナル・トリロジー、プリクエル・トリロジー、シークエル・トリロジー、ローグ・ワン、ハン・ソロ) * 1979年〜現在 エイリアン&プレデターフランチャイズ(エイリアン、エイリアン2、プレデター) * 1981年〜2023年 インディ・ジョーンズ・サガ(レイダース/失われたアーク《聖櫃》、魔宮の伝説、最後の聖戦、クリスタル・スカルの王国、運命のダイヤル) * 1982年〜2010年 トロンフランチャイズ(トロン、トロン:レガシー) * 1984年〜2024年 ゴーストバスターズ・サガ(ゴーストバスターズ、ゴーストバスターズ2、ゴーストバスターズ/アフターライフ、ゴーストバスターズ/フローズン・サマー) * 1984年 G.I.ジョー(ハズブロ) * 1984年 トランスフォーマー(ハズブロ) * 1984年 ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(ミラージュ・スタジオ/IDW) * 1985年〜1990年 バック・トゥ・ザ・フューチャー三部作(バック・トゥ・ザ・フューチャー、PART2、PART3) * 1986年 悪魔城ドラキュラフランチャイズ * 1987年 ストリートファイターシリーズ * 1987年 バトルビースト * 1991年 ソニック・ザ・ヘッジホッグフランチャイズ * 1992年 モータルコンバットフランチャイズ * 1992年〜2004年 DCアニメーション・ユニバース(バットマン、スーパーマン、新バットマン冒険記、ジャスティス・リーグ・アンリミテッド) * 1993年 ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・クリスマス * 1994年 クロウ/飛翔伝説 * 1994年 ガーゴイルズ * 1996年 バイオハザードフランチャイズ * 1997年〜2004年 バフィー・アンバース(バフィー 恋する十字架、エンジェル) * 1997年〜2008年 スターゲイトフランチャイズ(スターゲイト SG-1、スターゲイト アトランティス) * 1999年 アイアン・ジャイアント * 1999年〜2021年 マトリックスシリーズ(マトリックス、リローデッド、レボリューションズ、レザレクションズ) * 2001年 24 -TWENTY FOUR- * 2001年 Haloフランチャイズ * 2001年〜2014年 中つ国サガ(ロード・オブ・ザ・リング三部作、ホビット三部作) * 2002年 キングダム ハーツシリーズ(キングダム ハーツ、キングダム ハーツ II、キングダム ハーツ III) * 2003年 ウォーキング・デッド(イメージ・コミックス) * 2004年 宇宙空母ギャラクティカ(リメイク版シリーズ) * 2005年〜2014年 アバター・ユニバース(アバター 伝説の少年アン、レジェンド・オブ・コーラ) * 2007年 Mass Effect三部作 * 2008年〜2024年 マーベル・シネマティック・ユニバース(アイアンマン、アベンジャーズ、シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ、アベンジャーズ/エンドゲーム、スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム、キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド) * 2009年 プラントvsゾンビシリーズ * 2010年 Darksidersシリーズ * 2013年〜2018年 パシフィック・リムフランチャイズ(パシフィック・リム、パシフィック・リム: アップライジング) * 2014年 ゴッサム/GOTHAM * 2014年〜2023年 ジョン・Wickシリーズ(チャプター1〜4) * 2018年 コブラ会 * 2018年〜2023年 Marvel's Spider-Manビデオゲームシリーズ(PS4/PS5、Spider-Man 2) * 2018年〜2023年 スパイダーバースアニメ映画(スパイダーバース、アクロス・ザ・スパイダーバース) * 2019年 オール・エルリート・レスリング(AEW / AEWダイナマイト) * 2019年〜2023年 スター・ウォーズ Disney+シリーズ(マンダロリアン、キャシアン・アンドー、アソーカ) * 2020年〜2022年 ソニック・ザ・ヘッジホッグ実写映画(ソニック・ザ・ムービー、ソニック/ソニック VS ナックルズ) * 2021年 インビンシブル 〜無敵のヒーロー〜 * 2022年 HOUSE OF THE DRAGON / ハウス・オブ・ザ・ドラゴン * 2023年〜2024年 REBEL MOON(パート1 炎の子、パート2 傷跡を刻む者) * 2024年 マーベル・アニメーション(X-Men '97)
評判
ダイヤモンド・セレクト・トイズは、専門店向けに特化した、細部まで作り込まれた大人向けのコレクターズアイテムを提供することで、コレクターの間で確固たる評判を築きました。主力製品である「マーベル・セレクト」シリーズは、詳細な7インチスケールの造形と、精巧なジオラマベースやキャラクターのアクセサリーを組み合わせていることで広く称賛され、そのままディスプレイできる中心的な存在となりました。 またDSTは、大型の量産型トイメーカーが敬遠しがちなニッチな製品カテゴリを補完していることでもコレクターから高く評価されました。例えば、スタートレックのフェイザーやトリコーダーといった1:1スケールの電子ギミック付きロールプレイ用プロップや、ゴーストバスターズの屋上のパーツのような専用のビルド・ア・ジオラマセットなどが挙げられます。2019年のジェントル・ジャイアント社の買収により、高級な1/6スケールのレジン製ミニバストやデジタルスキャン資産が加わり、ハイエンド・コレクション界における同社の地位はさらに高まりました。DSTのレガシーアイテム、「ミニメイツ」やPVCジオラマといった独自のフォーマットは、セカンダリーのコレクター市場において今なお積極的に求められています。
トリビア
* DSTはもともと2003年に2インチのブロックフィギュア「ミニメイツ」を製造するためのパートナーシップを締結し、2007年にブランドを完全に買収しました。 * 2019年2月、DSTはジェントル・ジャイアント社を買収し、高級な1/6スケールのミニバストとデジタルスキャン資産をラインナップに統合しました。 * 伝統的なフィギュアにとどまらず、DSTはスタートレックのフェイザーやバック・トゥ・ザ・フューチャーの次元転移装置など、実際に動作する1:1スケールの電子プロップレプリカを製造しました。 * 2025年5月の親会社の破産手続きに続き、DSTとジェントル・ジャイアントはアド・ポピュラム社に750万ドルで買収されました。

