『ワンダーウーマン 1984』は、パティ・ジェンキンスが監督を務め、1984年の冷戦最盛期を舞台にダイアナ・プリンス役のガル・ガドットが主演した、2020年のDCEU長編映画である。ワシントンD.C.を舞台に、ダイアナが現実を改変する力を持つ「ドリームストーン」の脅威に立ち向かい、それがもたらすスティーブ・トレバーの奇跡的な復活と、バーバラ・アン・ミネルバおよびマックスウェル・ロードとの激突を描く。
La Scena
冷戦最盛期の1984年のワシントンD.C.を舞台に、ダイアナ・プリンスはスミソニアン博物館のシニア人類学者として働きながらひそかに英雄としての活動を行い、静かに暮らしていた。物語の主軸は、神ドロスによって創造された古代の遺物「ドリームストーン」が身元特定の依頼でスミソニアン博物館に持ち込まれたことから動き出す。ダイアナはその真の力に気づかぬまま、失った愛する人スティーブ・トレバーが別のエンジニアの肉体を借りて蘇ることを思わず願ってしまう。しかし、ドリームストーンは等価交換の法則で機能し、その代償としてダイアナの持つ神の力と無敵の肉体を奪い去った。メディア王マックスウェル・ロードが世界中で願いを叶えるために石の力を取り込み、考古学者のバーバラ・アン・ミネルバが人間の心を捨て去って凶悪な頂点捕食者チーターへと変貌していく中、ダイアナは個人的な喪失感と世界的な混乱の双方に向き合わなければならなくなる。
Significato
『ワンダーウーマン 1984』は、DCEUのタイムラインにおけるダイアナ・プリンスにとって、決定的かつ感情的・道徳的な節目となる作品である。中心的なテーマは「真実対欲望」であり、ダイアナはスティーブ・トレバーとの個人的な幸せと、世界を守る使命のどちらかを選ぶことを迫られる。自らの願いを自発的に放棄して神の力を取り戻すことで、ダイアナは真の英雄主義を定義する究極の自己犠牲を示す。歴史的な観点では、伝説のアマゾン戦士アステリア、ゴールデン・イーグル・アーマー、そしてダイアナがアマゾンの隠蔽魔法をジェネラル・ダイナミクス F-111 アードバークに施して作り上げたインビジブル・ジェットなど、DCコミックスの象徴的な要素を実写映画に初めて導入した。また、ワンダーウーマンの主要な宿敵であるバーバラ・アン・ミネルバ(チーター)とマックスウェル・ロードの映画版における起源を確立している。
Design
『ワンダーウーマン 1984』のデザインは、1980年代の鮮やかで彩度の高い美学と、古代のアマゾンアートを融合させている。『バットマン vs スーパーマン』での初登場時の控えめな色合いと比較して、ダイアナのメインコスチュームはより明るく鮮やかな原色の赤と青を採用している。本作の視覚的な目玉となるのは、かつて人間界に残った伝説のアマゾン戦士アステリアが所有していた古代の輝くボディアーマー、儀式用のゴールデン・イーグル・アーマーである。飛行用の大きな可動式翼と防御用のシールドを備えた光り輝く金メッキで作られており、完全に変異したチーターの姿となったバーバラ・アン・ミネルバの激しい物理的猛攻に耐え抜くために必要な全身防御力を提供する。
