聖杯の騎士は、太陽の神殿で7世紀以上にわたり聖杯を守り続けた、第一次十字軍の古代の戦士である。『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)ではロバート・エディソンが演じ、永遠の命の贈り物を求める者たちを見極める、信仰と謙虚さの究極の守護者として描かれている。
シーン
この登場シーンは、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)の象徴的なクライマックスであり、三日月の峡谷の奥深くにある太陽の神殿の聖域内部を舞台にしている。3つの致命的な試練を生き延びたインディ・ジョーンズが聖域に入ると、聖杯から水を飲んで7世紀以上生き延びた第一次十字軍の古代の騎士が聖なる部屋を守っていた。インディが入ってくると、衰弱した守護者は諸刃の剣を抜いて一騎打ちを挑むが、肉体的な負担から自分の武器の重さに耐えかねて崩れ落ちる。インディを価値ある訪問者と認めた騎士は、剣を差し出そうとする。ウォルター・ドノヴァンとエルサ・シュナイダー博士が聖域に入ってきたことで、その瞬間は危険なものへと変貌する。何十もの偽りの杯の中から本物の聖杯を見つけ出そうと、ドノヴァンはエルサが選んだ装飾された金の聖杯から飲み、急速に老化して灰と化す。それを目の当たりにした騎士は、「彼は…選び方を誤った」という有名な皮肉を口にする。インディは謙虚な大工の杯を正しく選び、瀕死の父親を救い、エルサが聖印を越えて聖杯を持ち出そうとしたことで神殿が崩壊する中、脱出する。
意義
聖杯の騎士との遭遇は、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の道徳的および精神的なクライマックスであり、物質的な貪欲さに対する精神的な純粋さと謙虚さを試すものである。政治的権力を求めて探求された過去の秘宝とは異なり、聖杯には信仰と無私の心が求められる。試練を突破しドノヴァンの虚栄心を拒絶することで、インディは考古学者として、そして息子としての成長を証明し、本物の聖杯の水を使って致命傷を負った父ヘンリー・ジョーンズ・シニアを癒す。作中において、騎士の存在は1095年にローマ教皇ウルバヌス2世によって開始された何世紀にもわたる十字軍の使命を完遂させるものである。1238年頃、三兄弟の中で最も勇敢な者として選ばれ、三日月の神殿に残った彼の終わらない見張りにより、この聖遺物は不相応な手から守られ続けた。神殿の崩壊とともに彼の任務は終わりを迎え、インディとその父親に最後の別れを告げながら、聖杯は二度と人間の手に届かないよう永遠に封印される。
デザイン
聖杯の騎士の視覚的なデザインは、何世紀にもわたる孤独な孤立と、11世紀の本格的な十字軍の服装を組み合わせたものとなっている。彼は鎖帷子のコイフ、十字軍の印が入った布製のチュニック、風化した布製のマント、そして鞘と諸刃の剣を保持する革のベルトからなる伝統的な第一次十字軍の鎧を身にまとっている。何世紀もの孤立と精神的な疲弊は、彼の肉体に重い代償を払わせた。その皮膚は半透明で紙のように薄く、骨ばった手や顔の骨格にぴたりと張り付いている。豊かな白い眉、際立った鼻、そして顔中に刻まれた深いシワが特徴であり、精神が揺らぐたびに肉体が1年ずつ老いていった戦士の姿を体現している。彼の持つ重厚な諸刃の剣は、その壊れやすく衰弱した体格とは対照的であり、700年以上もの間彼を立たせ続けている唯一の力が神聖な使命と強い意志であることを視覚的に強調している。
